六波羅密(ろくはらみつ)について
悟りを得るための6つの修行を言います。3月はお彼岸の季節です。彼岸(悟りの境地)に到達するための修行についてご説明します。
「施戒忍進定慧」(せーかいにんしんじょうえ)と覚えましょう。私たちの出来る範囲で実践しましょう。
施…布施(ふせ)のことです。お金などの布施(財施)もありますが、
無財施もあります。
戒…持戒(じかい)のことです。戒律を守る、つまり規律ある生活をしましょう。
忍…忍耐(にんたい)のことです。我慢強くなりましょう。忍辱(にんにく)とも言います。
進…精進(しょうじん)のことです。努力しましょう。
定…禅定(ぜんじょう)のことです。こころを常に穏やかにしましょう。
慧…智慧(知恵 ちえ)のことです。学ぶこころを忘れないようにしましょう。
それらのことは「ナマンダブ、ナマンダブ」と称えながらやってみると、自然と出来るようになります。つまり念仏の声が、それら「六波羅密の心」を呼び起こしてくれることに気が付くはずです。ナマンダブ、ナマンダブ……ナマンダブ、ナマンダブ……