本覚山 隨縁寺

東本願寺の寺院、愛知県西尾市「隨縁寺(ずいえんじ)」のホームページ // zuienji blog //

私訳「正信偈(しょうしんげ)」の1

今年は、教行信証が書かれて800年と言われております。そこで教行信証にある「正信偈」の私の解釈を書いていきたいと思います。

帰命無量寿如来(きみょうむりょうじゅにょらい)
南無不可思議光(なむふかしぎこう)

最初の2行は同じ意味です。

阿弥陀仏(別名「無量寿如来」「不可思議光如来」)のお導きをいただきながら生きていきます。」というまずお誓いをたてるのです。

ようするに、ほとけさまのお力・お心を拠り所(安心できるところ)にしながら、人生を歩んでいきますと誓いを立てるわけです。

法蔵菩薩因位時(ほうぞうぼさいんにじ)
在世自在王仏所(ざいせじざいおうぶっしょ)

阿弥陀仏がまだ修行の身であったころ、「法蔵菩薩(ほうぞうぼさつ)」と言われておりまして、その頃、世自在王仏のところで修行されておりました。

と見諸仏浄土因(とけんしょぶじょうどいん)
国土人天之善悪(こくどにんでんしぜんまく)

 
その時、もろもろの仏(ほとけ)さまが願われた「浄土」(きよらかな世界)がなぜ生まれたのだろうかと考えられたとき、

 それは世の中にあるありとあらゆる人々の善と悪の姿を見たから、もろもろの仏さまが願われたと気付いたのでした。

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