本覚山 隨縁寺

東本願寺の寺院、愛知県西尾市「隨縁寺(ずいえんじ)」のホームページ // zuienji blog //

喪中いつまで?

仏さまの考えでは49日まで

最近ネットニュースで「実父が亡くなって3ヶ月というのに、結婚するのはおかしい」という趣旨の記事が載っておりました。

「何言ってんだ。結婚しましたとか幸せになりましたと、亡くなったお父さんの墓前で報告すれば、どれほど亡くなった方が喜んでくれるか、記事を書いた記者は分かっているのか」と、この記事に違和感を覚えました。そもそも他人の幸せにケチを付けるのはみっともない行為です。

たまに「いつまで喪中で過ごすでしょうか?」という質問を受けますが、「仏さまの考えでは、49日、でもやはりちょっと気になるなら100日を目安のしたらどうでしょうか」と答えるようにしています。

「49日は忌中が明けるのであって、喪中は1年間である」という人もいるでしょうが、こんないそがしい現代、「1年はちょっと7長すぎる!」と思います。「タイムイズマネー」の時代です。柔軟に考えていかなければいけません。(年賀状については少し気をつける必要がありますね)

ところで、「門徒のもの知らず」という言葉があります。これは「浄土真宗門徒は物忌(ものいみ)ということが分かってない」という悪口です。どうしてこの言葉があるのかは、この次に話しましょう。

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