「月刊 同朋2月号」(東本願寺発行)が面白い
2月号は「インタビュー 竹下景子」(映画「一人になる」を話題として)、小説家
柚月裕子さん、「仮面ライダー」について語る
宇野常寛の寄稿、詩人
伊藤比呂美が親鸞について語るなど読み応えがありました。
「ペコロスのほどけてしゃがんで」(
岡野雄一)の漫画も相変わらず味があるし、この雑誌は東本願寺にしてはなかなかよく出来ていると思いました。
親鸞の「悪人正機」の教えに関しての特集だったということも、私にとって興味ある内容だったからもしれません。
<柚月裕子氏>
誰しも平等に主張する権利があるはずなのに、人は生まれた時から「なんで私が?」の連続でしょう。
「世の中は不条理から始まっている」というのが、私の大きなテーマの一つであります。一見完全な悪に見えても、本人の中では必ず心の底からの主張がある。そんな賢明な叫びを一体誰が裁くことができるのだろうと考えてしまいます。
(月刊同朋2月号 の対談より)