WBC (World Baseball Classic) で、日本が劇的サヨナラ勝ち
朝からTVに夢中になっていた方も多かったと思います。そして多くの人は最後まで勝利をあきらめないで闘った「サムライ日本」に拍手をしたことでしょう。
あきらめない気持ちという執着心はとても大切ですが、案外仏教ではこの「執着」という言葉を否定的にとらえます。つまり「くだらないことにとらわれるな、執着から離れよ」と人に説くわけです。
言葉というのは「現実世界」の一部を切り取った表現でしかありません。「執着」とか「執念」も、それがいいのか悪いのかは簡単には言えません。
でも、「勝利に対する執念」が、9回の裏、大谷が2塁打を打ち、吉田のフォアボール出塁で、1塁の吉田を足の速い周東に替え、3人目の打者村上が、今までの打撃不振を吹き飛ばすサヨナラ2塁打を打つという、まさに奇跡的な逆転劇を生み出したといえましょう。
明日は最高のMLB選手をそろえたアメリカとの決勝戦です。日本選手にはぜひ最後まであきらめないで最高の試合を行ってほしいですね。